【この記事の結論】
外壁塗装の費用相場は、グレードによって総額100万円〜150万円前後が目安です(足場代・養生費・下地補修費などをすべて含んだ総額)。ただし金額だけで選ぶと、グレードが低いほど塗り替えサイクルが早まり、足場代を何度も支払うことになりかねません。この記事では、5グレードそれぞれの価格帯目安と、見積もりで見るべきポイントを、外壁劣化診断士の資格を持つ代表の監修のもとで解説します。
※本記事は、外壁劣化診断士の資格を持つGREEN AXIS代表の監修のもとで作成しています。
はじめに:「結局いくらかかるの?」にお答えします
外壁塗装を検討し始めると、多くの方が最初にぶつかるのが「結局いくらかかるの?」という疑問です。
以前の記事[【グレード別】外壁塗料の選び方]で、5つのグレードそれぞれの特徴や耐用年数についてご紹介しました。今回は、その続編として「じゃあ実際、費用はどのくらい見ておけばいいのか」を解説します。
外壁塗装の見積もりを見たことがある方なら、「業者によって金額がバラバラで、何が正解か分からない」と感じたことがあるかもしれません。これは、使う塗料のグレードだけでなく、足場代・養生費・下地補修費など、様々な要素が金額に影響しているためです。
まずは費用の内訳から見ていきましょう。
外壁塗装費用の内訳を知っておこう
外壁塗装の見積もりは、大きく分けると以下の項目で構成されています
- 足場代:安全に作業するための仮設足場の設置・撤去費用
- 高圧洗浄費:塗装前に外壁の汚れを落とす費用
- 外壁塗装費:外壁本体の塗料代+施工費(下塗り・中塗り・上塗り)
- 軒天塗装費:軒天井(屋根の裏側部分)の塗装費用
- 付帯部塗装費:雨樋・破風板などの外壁以外の細部の塗装費用
- シーリング工事費:外壁のつなぎ目やサッシまわりのコーキング補修・打ち替え費用
- ベランダ防水工事費:ベランダ・バルコニーの防水層の補修費用(必要な場合)
- その他諸経費:近隣挨拶・廃材処分・現場管理費など

このうち、足場代は塗料のグレードに関係なく、ほぼ一定の費用がかかります。ここが重要なポイントで、「安いグレードを選んで塗り替えサイクルが早まる」と、その分足場代を何度も支払うことになる、という視点を持っておくと、グレード選びの判断がしやすくなります。
またシーリング工事やベランダ防水工事は、お家の状態によって「必要かどうか」自体が変わる項目です。見積もりを比較する際は、こうした項目が含まれているかどうかを確認しておくと安心です。
グレード別の価格帯目安
以前ご紹介した5グレードについて、価格帯の目安をまとめました。
| グレード | 価格帯目安 | 期待耐用年数 | こんな方に |
|---|---|---|---|
| スーパーラジカルシリコンGH | 100万円前後 | 12〜14年 | とにかく初期費用を抑えたい方 |
| プラチナシリコンREVO2000-IR | 110万円前後 | 14〜17年 | 費用を抑えつつ遮熱機能も欲しい方 |
| 超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR | 120万円前後 | 16〜19年 | 汚れが目立つのを防ぎ、美観を保ちたい方 |
| 超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR | 140万円前後 | 21〜26年 | 耐久性と美観を両方高いレベルで両立したい方 |
| 超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR | 150万円前後 | 26〜30年 | 長期的な安心とメンテナンスフリーに近い暮らしをしたい方 |

スーパーラジカルシリコンGH
- 価格帯目安:100万円前後
- 期待耐用年数:12〜14年
- こんな方に:とにかく初期費用を抑えたい方
プラチナシリコンREVO2000-IR
- 価格帯目安:110万円前後
- 期待耐用年数:14〜17年
- こんな方に:費用を抑えつつ遮熱機能も欲しい方
超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR
- 価格帯目安:120万円前後
- 期待耐用年数:16〜19年
- こんな方に:汚れが目立つのを防ぎ、美観を保ちたい方
超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR
- 価格帯目安:140万円前後
- 期待耐用年数:21〜26年
- こんな方に:耐久性と美観を両方高いレベルで両立したい方
超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR
- 価格帯目安:150万円前後
- 期待耐用年数:26〜30年
- こんな方に:長期的な安心とメンテナンスフリーに近い暮らしをしたい方
「安いから」で選ぶと、なぜ後悔しやすいのか
初期費用だけを見てグレードを選ぶと、次の塗り替えのタイミングが早く来ることになります。
たとえば、スーパーラジカルシリコンGH(12〜14年)と超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR(21〜26年)を比較すると、単純な年数だけでも約1.5〜2倍の差があります。この間に足場を組む回数が増えれば、その分の足場代・養生費が繰り返し発生することになります。
大切なのは、「今回の初期費用」と「次回・次々回までの総額」の両方で比較することです。

三重県北勢エリアでの費用感について
三重県北勢エリア(いなべ市・桑名市・四日市市・東員町・朝日町・菰野町・川越町)にお住まいの方からも、費用に関するご相談を多くいただいています。
同じグレードの塗料でも、お家の立地条件(日当たり・風通し・海沿いかどうかなど)や既存の外壁材の状態によって、下地補修の必要範囲が変わり、結果として総額も変わってきます。
「うちの場合はいくらくらいになりそうか」については、文章だけで判断するのが難しい部分でもあるため、実際に現地を拝見したうえでのお見積もりをおすすめしています。
まとめ:金額だけでなく「総額」で比較しよう
外壁塗装の費用は、塗料のグレードだけでなく、足場代・養生費・下地補修費などを含めた総額で考えることが大切です。
- 足場代はグレードに関わらずほぼ一定
- グレードが上がるほど初期費用は上がるが、塗り替えサイクルが延びる分、長期的な総額は抑えられる可能性がある
- お家の立地や状態によっても金額は変わる
外壁塗装の費用は、グレードによって100万円〜150万円前後という総額の目安が見えてきます。ただし、足場代はグレードに関わらずほぼ一定であるのに対し、グレードが低いほど塗り替えサイクルが早まり、その分足場代を繰り返し支払うことになる可能性がある、という点は見落とされがちなポイントです。初期費用の安さだけでなく、次回・次々回までの総額で比較する視点を持つことが大切です。
また、シーリング工事やベランダ防水工事のように「お家の状態によって必要かどうかが変わる項目」や、立地条件(日当たり・風通し・海沿いかどうかなど)による下地補修範囲の違いは、文章だけで正確に判断することが難しい部分でもあります。同じグレードを選んでも、こうした要因によって実際の総額は変わってきます。
GREEN AXISでは、こうした「文章だけでは判断しづらい部分」こそ、現地での診断が重要だと考えています。外壁劣化診断士の資格を持つ代表が実際にお住まいの状態を確認したうえで、下地補修がどの程度必要か、どのグレードが総額でみて合っているかを、根拠を持ってご説明します。また「いえかるて」で診断内容や工事範囲を記録として残すため、今回のご提案が何を根拠にしているのかを、後から見返してご確認いただくこともできます。
三重県北勢エリアで「うちの場合はいくらくらいになりそうか」が気になった方は、まずは現地診断で実際の状態を確認するところから始めてみませんか。目安の金額感だけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
よくある質問
- 外壁塗装の費用は何で決まりますか?
-
主に「使用する塗料のグレード」「足場代」「下地補修の範囲」「施工面積」の4つで決まります。同じグレードでも、下地の状態によって金額が変わることがあります。
- 一番安いグレードを選ぶのはやめたほうがいいですか?
-
一概には言えません。将来的な建て替えや売却を予定している場合は、初期費用を抑えられるグレードが合っていることもあります。長くお住まいになる予定かどうかで、最適な選択は変わってきます。
- 見積もりを取るときに何を確認すればいいですか?
-
「一式◯◯万円」ではなく、足場代・下地補修費・塗装工事費など項目ごとに内訳が記載されているかを確認しましょう。詳しくは外壁塗装業者選びで失敗しないための5つのチェックポイント【三重県北勢エリアの専門店が解説】もあわせてご覧ください。








