はじめに:塗料選びで失敗しないために、まず知ってほしいこと
三重県北勢エリア(いなべ市・桑名市・四日市市・東員町・朝日町・菰野町など)で戸建て住宅にお住まいの方に向けて
外壁塗料の選び方を解説します。
外壁塗装を検討し始めると、必ずぶつかるのが「どの塗料を選べばいいのか」という壁です。
シリコン、フッ素、無機…名前を聞いてもピンとこない方がほとんどだと思います。
実際、多くの方が「営業担当に勧められたものをなんとなく選ぶ」か、「とにかく安いものを選んで後悔する」かの
どちらかに偏ってしまいがちです。でも、塗料選びは本来、難しいものではありません。
大切なのは「あなたが何を優先したいか」をはっきりさせることです。
- できるだけ費用を抑えたい
- 夏の暑さ対策もしたい
- 汚れが目立つのを防ぎたい
- 塗り替えの手間を減らしたい
- この家に長く住み続けるので、メンテナンスの回数自体を減らしたい
この「譲れない条件」がわかれば、選ぶべき塗料グレードはおのずと絞られてきます。
まず知っておきたい「主成分」の話
本題に入る前に、少しだけ基礎知識にお付き合いください。外壁塗料は、色や機能だけでなく「主成分となる樹脂」によって大きく分類されます。この主成分の違いが、そのまま耐久性や価格の差になって表れます。
わかりやすく言うと、塗料の主成分は洋服の生地のようなものです。普段着の綿素材から、機能性の高いアウトドアウェアまで、素材によって「着心地」も「値段」も変わりますよね。塗料も同じで、主成分が変わると「どれだけ長持ちするか」「どれだけ汚れに強いか」が変わってきます。
今回ご紹介する5グレードは、大きく分けると次の3種類の主成分に分類されます。
外壁塗料の中でも最も普及しているタイプで、価格と耐久性のバランスが良いのが特長です。今回ご紹介するスーパーラジカルシリコンGH、プラチナシリコンREVO2000-IR、超低汚染プラチナリファイン2000Si-IRは、いずれもこのシリコン系にあたります。同じシリコン系でも、配合されている技術の違いによって耐久年数や機能に差が出ます。
シリコン系よりも一段階耐久性の高い主成分です。フッ素樹脂は結合力が強く、紫外線による劣化に強いのが特長です。超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRはこのフッ素系にあたります。
石やガラスと似たような成分を主成分としており、紫外線による劣化がほとんど起きにくい、非常に高い耐久性を持つグレードです。超低汚染プラチナリファイン2000無機-IRがこれにあたり、今回ご紹介する中で最も耐久性の高いグレードです。
一般的に「シリコン→フッ素→無機」の順で耐久性が高くなり、価格もその分上がっていく傾向にあります。この基本を押さえたうえで、それぞれのグレードの詳細を見ていきましょう。
プラチナシリーズという選択肢について
今回ご紹介する5グレードのうち、後半の4グレード(プラチナシリコンREVO2000-IR/超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR/2000MF-IR/2000無機-IR)は、塗料メーカー・アステックペイントが「プラチナシリーズ」と位置づける高付加価値塗料です。このシリーズは、施工品質に優れた店舗としてメーカーから認定を受けた「プロタイムズ加盟店」のみが取り扱いを許可されている特別なラインナップです。GREEN AXISはプロタイムズいなべ店として、三重県北勢エリアでこのプラチナシリーズをご提案できる数少ない店舗の一つです。
それでは、悩み別に選び方を見ていきましょう。
※本記事に記載する製品の特徴・性能データ・期待耐用年数は、すべて塗料メーカー・アステックペイント公式カタログ(製品データシート)に基づいています。実際の耐用年数や効果の体感には、下地の状態・施工方法・立地条件・気象条件などにより差が生じる場合があります。製品の詳細はアステックペイント公式サイトの製品ラインアップページでもご確認いただけます。

その1:とにかく費用を抑えたい方へ
スーパーラジカルシリコンGH

スーパーラジカルシリコンGHは、水性一液型のシリコン系塗料です。塗膜劣化の原因となる「ラジカル」(紫外線が顔料に当たることで発生する劣化物質)の発生を抑える専用の顔料と、ラジカルを捕まえる添加剤(HALS)の2つの技術を組み合わせています。二重構造のアクリルシリコン樹脂を採用しており、汚れの付きにくさやカビ・藻の発生抑制にも配慮された、標準グレードの塗料です。
こんな方におすすめ
- 初期費用をできるだけ抑えたい
- 次の塗り替えまでの期間よりも、今回の負担軽減を優先したい
- 賃貸物件や、将来的な建て替え・売却を視野に入れている
年数の目安
促進耐候性試験(キセノンランプ式)で約12〜14年相当経過後も、光沢保持率80%以上を保持することが確認されています。
知っておきたい注意点
「安いから」という理由だけで選ぶと、次の塗り替えのタイミングが早く来ることになります。目先の費用だけでなく、「次はいつ頃、どのくらいの負担になりそうか」まで含めて検討するのがおすすめです。
その2:夏の暑さ対策もしたい方へ
プラチナシリコンREVO2000-IR

プラチナシリコンREVO2000-IRは、プラチナシリーズの中でも入門的な位置づけの高耐候シリコン塗料です。紫外線に強いシリコン成分を一般的なシリコン塗料の3倍配合しており、耐候性を高めています。また、太陽光に含まれる近赤外線を効果的に反射する遮熱塗膜を形成する点も特長で、実際の比較試験では一般的なシリコン塗料と比べて塗膜の表面温度に約29℃もの差が確認されています。低汚染性や防カビ・防藻性も備えています。
こんな方におすすめ
- 費用は抑えたいが、もう少し耐久性の高いものを選びたい
- 夏場の室内温度上昇が気になる
- 遮熱機能つきの塗料に興味がある
年数の目安
促進耐候性試験で約14〜17年相当経過後も、光沢保持率80%以上を保持します。
知っておきたい注意点
遮熱性能の体感効果は、建物の断熱構造や窓の大きさ・数によって差が出ます。「劇的に涼しくなる」というより「温度上昇を穏やかにする」機能として捉えるとよいでしょう。
その3:汚れが目立つのを防ぎ、美観を保ちたい方へ
超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR

超低汚染プラチナリファイン2000Si-IRは、無機成分を豊富に配合することで緻密な塗膜を形成し、業界最高水準クラスの低汚染性能を実現した塗料です。塗膜表面が水になじみやすい性質(親水性)を持っているため、汚れが付着しても雨水と一緒に洗い流されやすいのが特長です。遮熱性能も備えており、比較試験では一般的な塗料と比べて約22℃の表面温度差が確認されています。
こんな方におすすめ
- 雨だれや黒ずみなど、外壁の汚れが目立つのが気になる
- できるだけきれいな見た目を長く保ちたい
- 費用よりも「見た目の満足度」を重視したい
年数の目安
促進耐候性試験で約16〜19年相当経過後も、光沢保持率80%以上を保持します。
知っておきたい注意点
低汚染性能は「雨で汚れが流れ落ちる」仕組みのため、雨が直接当たりにくい軒下やベランダの内側などでは効果を実感しにくい場合があります。
その4:耐久性と美観、どちらも高いレベルで両立したい方へ
超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR

超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRは、紫外線に強い「完全交互結合型フッ素樹脂」に、劣化に強い無機成分を結合させた独自技術により、高い耐候性を実現したグレードです。低汚染性・遮熱性・防カビ防藻性もすべて高水準で備えており、プラチナシリーズの中でもバランスの取れた上位グレードと言えます。
こんな方におすすめ
- 塗り替えサイクルをもう一段階伸ばしたい
- 汚れにくさと長期耐久性の両方を重視したい
- 初期費用が多少上がっても、トータルでの満足度を優先したい
年数の目安
促進耐候性試験で約21〜26年相当経過後も、光沢保持率80%以上を保持します。
知っておきたい注意点
グレードが上がる分、初期費用も上がります。ただし塗り替えの間隔が延びることで、足場代など塗り替えのたびに発生する費用の総額は抑えられる可能性があります。
その5:終の住処として、メンテナンスの手間を極力減らしたい方へ
超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR

超低汚染プラチナリファイン2000無機-IRは、「プラチナシリーズ最高峰」と位置づけられる最上位グレードです。主成分・結合部分ともに無機成分を用いた「トリプル無機複合技術」を採用しており、ガラスや鉱物と同じように紫外線による劣化が起きにくい構造になっています。超低汚染性・遮熱性・防カビ防藻性に加えて、色あせを抑える変退色防止性も備えており、長期間にわたり美しい外観を保ちやすいのが特長です。
こんな方におすすめ
- 今後何十年もこの家に住み続ける予定
- 足場を組む工事の回数自体を減らしたい
- 初期費用は高くても、トータルでの安心感を最優先したい
年数の目安
促進耐候性試験(メタハライドランプ式)で約26〜30年相当経過後も、光沢保持率80%以上を保持します。
知っておきたい注意点
初期費用はグレードの中で最も高くなります。ただし、足場代は塗り替えのたびに発生する費用のため、「塗り替え回数を減らせる=足場代の総額を抑えられる」という視点で見ると、長期的にはトータルコストが逆転するケースもあります。目先の金額だけでなく、10年後・20年後を見据えて比較することをおすすめします。
まとめ:迷ったら「10年後の自分」に聞いてみてください
塗料グレードに「絶対の正解」はありません。大切なのは、ご自身の暮らし方や住まいへの向き合い方に合ったグレードを選ぶことです。
| 塗料 | 期待耐用年数 | おすすめの方 |
|---|---|---|
| スーパーラジカルシリコンGH | 12〜14年 | とにかく今の負担を減らしたい方へ |
| プラチナシリコンREVO2000-IR | 14〜17年 | 夏の暑さ対策もしたい方へ |
| 超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR | 16〜19年 | 汚れが目立つのを防ぎ美観を保ちたい方へ |
| 超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR | 21〜26年 | 耐久性と美観を両方高いレベルで保ちたい方へ |
| 超低汚染プラチナリファイン2000無機-IR | 26〜30年 | 長期的な安心とメンテナンスフリーに近い暮らしをしたい方へ |
※年数はいずれもメーカーの促進耐候性試験に基づく期待耐用年数の目安であり、実際の耐用年数を保証するものではありません。下地の状態や施工方法、気象条件によって異なります。
シリコン系からフッ素系、無機系まで、価格と耐久性のバランスは商品ごとに明確に異なり、初期費用を抑えたいのか、塗り替えの手間を減らしたいのかによって最適な選択は変わってきます。
ただし、記事内でも触れた通り、実際に適した塗料は、お家の立地条件(日当たり・風通し・海沿いかどうかなど)や既存の外壁材、劣化の進み具合によっても変わってきます。同じ「耐久性を重視したい」という希望でも、下地の状態によっては違うグレードが適していることもあり、この部分は文章だけで判断するのが難しいところです。
GREEN AXISでは、こうした「グレード表だけでは分からない部分」を埋めるために、外壁劣化診断士の資格を持つ代表が実際にお住まいを拝見したうえでご提案しています。また、GREEN AXISは、今回ご紹介したプラチナシリーズ(REVO2000-IR/超低汚染プラチナリファインシリーズ)を含む、メーカー認定店のみが取り扱える塗料もご提案できる数少ない店舗の一つです。
「どのグレードが自分の家に合うのか分からない」——そう感じた方こそ、一度ご自宅を見せてください。三重県北勢エリアで数多くのお住まいを診断してきたからこそ言える、あなたの家に本当に合った1つを、無料診断でお伝えします。


よくある質問
- 外壁塗料のグレードは何種類ありますか?
-
主成分によって大きくシリコン系・フッ素系・無機系の3種類に分類されます。同じ主成分でも配合技術によってさらに複数のグレードに分かれており、今回ご紹介した5グレードもこの分類に基づいています。一般的に「シリコン→フッ素→無機」の順で耐久性が高くなり、価格もその分上がっていく傾向にあります。
- シリコン塗料とフッ素塗料はどちらを選ぶべきですか?
-
どちらが優れているというより、優先したい条件によって選び方が変わります。初期費用を抑えたい方にはシリコン系(期待耐用年数12〜19年程度)、塗り替えサイクルを延ばして長期的な費用対効果を重視したい方にはフッ素系(21〜26年程度)が向いています。
- 無機塗料は本当に長持ちしますか?
-
アステックペイント公式カタログによると、超低汚染プラチナリファイン2000無機-IRは促進耐候性試験(メタハライドランプ式)で約26〜30年相当経過後も光沢保持率80%以上を保持するというデータがあります。ただし実際の耐用年数は下地の状態や施工方法、気象条件によって異なるため、あくまで目安としてご参考ください。
- プラチナシリーズはどこの塗装店でも施工できますか?
-
いいえ。プラチナシリーズ(プラチナシリコンREVO2000-IR、超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR/2000MF-IR/2000無機-IR)は、施工品質に優れた店舗としてメーカーから認定を受けた「プロタイムズ加盟店」のみが取り扱いを許可されている特別なラインナップです。





