1. なぜ「工事中に何が起きるかわからない」ことが不安になるのか
外壁塗装を検討し始めると、価格やグレードのことは調べても、「実際に工事が始まったら、家の中でどんなことが起きるのか」については、意外と情報が少ないと感じる方が多いのではないでしょうか。
足場が組まれ、家の外側が専用のシートで覆われる。時期によっては窓が開けにくくなる。知らない職人さんが毎日出入りする。初めて経験する方にとっては、これだけでも落ち着かない日々になりますよね。(「養生」については、次の章で詳しく説明します)
工事中に何が起きるかをあらかじめ知っておくことで、不安の多くは「想定内のこと」に変わります。ここでは、着工から完了まで、実際の工程に沿って解説していきます。
2. 着工〜完了までの流れ(工程別タイムライン)
| 工程 | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| ① 近隣挨拶 | 工事前に近隣へ挨拶(担当:代表・営業担当) | 着工前1〜3日 |
| ② 足場組み・養生 | 足場を設置し、飛散防止シートで家全体を覆う | 1日 |
| ③ 高圧洗浄 | 外壁・屋根の汚れ・コケ・カビを高圧の水で洗浄 | 1日 |
| ④ シーリング工事(下地処理) | ひび割れ補修・コーキング(目地部分の充填材)打ち替えなど | 数日 |
| ⑤ 屋根塗装 | 屋根の下塗り・中塗り・上塗り | 各工程1日ずつ |
| ⑥ 外壁塗装 | 外壁の下塗り・中塗り・上塗り | 各工程1日ずつ |
| ⑦ 付帯部塗装 | 軒天・破風板・雨樋など付帯部分の塗装 | 数日 |
| ⑧ 検査・足場解体 | 仕上がりを確認後、足場を解体 | 1〜2日 |
全体の目安は約1ヶ月(最短で4週間程度)です。実際の現場では「1日1工程」を基本としながら、同じ日に複数の部位を並行して進めることもあります(例:外壁の下塗りをした日に、屋根の中塗りを行うなど)。そのため、工程数がそのまま日数に比例するわけではありません。
※上記は一般的な目安です。天候や住宅の状態によって前後することがありますが、建物の規模による差はそれほど大きくありません。正確な期間は現地診断の上でお伝えしています。

ちょっと豆知識:「養生」には2種類あります
外壁塗装で使われる「養生」という言葉には、実は2つの意味があります。
- ①足場全体を覆う養生(飛散防止シート):高圧洗浄の水しぶきや塗料が近隣に飛び散らないよう、足場全体に張る大きなシートです。足場を組むタイミング(工程②)で設置されます。
- ②窓や建具の養生(マスキング):窓ガラス・サッシ・玄関ドア・郵便受け・エアコンの室外機など、塗料がついては困る部分を一つひとつビニールやテープで覆う作業です。塗装が始まる直前(工程⑥前後)に行われます。
どちらも同じ「養生」と呼ばれますが、対象も時期も異なります。次の章でお伝えする「窓が開けにくい」不安は、主に②の個別の養生が関係しています。
3. 各工程で気になりやすいポイント
外壁塗装の足場、空き巣や覗き見のリスクはある?
足場が組まれ、シートで覆われている間は、2階の窓からの視線が気になる、という声をよく聞きます。実際には、飛散防止シートは中から外が見えにくい素材を使うことが一般的ですが、気になる場合は事前に業者へ確認しておくと良いでしょう。
足場があることで防犯面が心配、という声もありますが、防犯用のセンサーライトを一時的に設置する、窓の施錠を普段以上に意識するといった対策で十分に備えることができます。
外壁塗装中、家を留守にしても大丈夫?
工事中の在宅は基本的に必要ありません。公式LINEにご登録いただいたお客様には、毎日の工事の様子をご報告しています。工事完了後にはお客様立ち会いの検査がありますが、その日程はあらためて調整するため、工事期間中は普段どおり外出していただいて問題ありません。
外壁塗装中、洗濯物や窓の開け閉めはどうなる?
塗装が始まる直前になると、窓やサッシなど塗料がついては困る部分に、個別のビニールやテープで養生(マスキング)が行われます。目安として、塗装期間中の2週間程度は窓を開けることができません。洗濯物も、軒下やベランダには干せなくなります。ただし、足場から離れた場所(お庭など)であれば干していただけるので、工事期間中はその使い分けで対応いただけます。
外壁塗装中、臭いや音はどのくらい気になる?
高圧洗浄は水音がしますが、塗料自体の臭いが気になるのは下塗り以降の工程です。塗料の種類によって臭いの強さは異なります。換気フードなどの開口部から臭いが入り込まないよう、あらかじめシートで塞ぐ対策を行っていますが、まれに、それでもわずかに室内へ臭いが入り込んでしまうことがあります。小さなお子様やペットがいるご家庭、臭いに敏感な方は、事前に業者へ相談し、換気の方法を確認しておくと安心です。
外壁塗装の仕上がり、素人でも確認できる?
「職人さんが帰った後、実際にどこまで進んだのか自分では判断できない」という声も多く聞かれます。専門的な仕上がりの良し悪しを見極めるのは難しいですが、素人目でも確認しやすいポイントとして、
- 塗りムラや塗り残しがないか(明るい時間帯に外から一周見てみる)
- 養生テープ(窓やドア枠を保護していたテープ)の跡が雑に残っていないか
- コーキング(目地の部分)がしっかり埋まっているか
といった点があります。気になる箇所があれば、その日のうちに担当者へ質問してみることをおすすめします。
4. 業者によって差が出るところ
工事中の不安の多くは、実は「何が起きているかわからない」という情報不足から生まれます。ここで業者による差が出やすいのが、工程ごとの進捗をどう共有してくれるかという点です。
- 工程が変わるタイミングで一言連絡をくれる業者
- 写真や報告で日々の進捗を共有してくれる業者
- 特に説明がなく、完了時に初めて仕上がりを見る形になる業者
この「工事中の報告方法」は、どの業者に依頼する場合でも契約前に聞いておける質問です。一度、見積もりの段階で聞いてみることをおすすめします。
GREEN AXISでは、公式LINEにご登録いただいたお客様には、毎日の工事の様子をご報告しています。
5. 天候による工期の変動について
外壁塗装は塗料を乾燥させる工程が多いため、雨天が続くと工期が延びることがあります。これは品質を保つために必要な調整であり、決して珍しいことではありません。北勢エリアは梅雨や台風の時期に雨天が数日続くこともあり、その年の天候によって工期に幅が出やすい地域と言えます。
延期になった場合の追加費用については、天候による延期であれば発生しません。ただし、その分工期が延びることになるため、お客様にはご不便をおかけする場合があります。
台風シーズン前後の点検については、台風前後の外壁点検についての記事もあわせてご覧ください。
6. まとめ
外壁塗装の工事期間は、着工前の近隣挨拶から始まり、足場組み・高圧洗浄・シーリング工事・屋根塗装・外壁塗装・付帯部塗装・検査・足場解体という流れで進みます。全体の目安は約1ヶ月(最短で4週間程度)で、屋根塗装を行わない場合は3〜4日ほど短くなります。
工事期間中は、足場が組まれることによる防犯面の不安、窓が開けられなくなる期間の洗濯物の干し方、独特の塗料の臭いなど、初めて経験する方にとって戸惑う場面がいくつもあります。ただ、その一つひとつが「どのタイミングで」「なぜ起きるのか」を知っておくだけで、心づもりはずいぶん変わってきます。
また、工事中にどれだけ状況を共有してもらえるかは、業者によって差が出やすいポイントです。工程が変わるタイミングでの連絡や、日々の進捗を写真で確認できる仕組みがあるかどうかは、契約前に確認しておくと安心材料になります。
日中は仕事などで家を空けることが多く、「工事中の様子を自分の目で確認できない」ことに不安を感じる方も少なくありません。防犯面や、その日どこまで作業が進んだのかが気になる方は、契約前にどのような形で状況をお伝えできるか、一度ご相談いただければと思います。
7. よくある質問(FAQ)
- 工事中、窓は一切開けられませんか?
-
塗装期間中は、目安として2週間程度窓を開けることが難しくなります。洗濯物も軒下やベランダには干せませんが、足場から離れたお庭などであれば干していただけます。
- 雨で工事が延期になった場合、追加費用はかかりますか?
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天候による延期の場合、追加費用は発生しません。ただし工期が延びる分、ご不便をおかけする場合があります。
- ペットがいますが、工事中は外に出さない方がいいですか?
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特別な注意事項は設けていませんが、換気フードなどの開口部はあらかじめシートで塞ぎ、臭いが入り込まないよう対策しています。まれにわずかに臭いが入り込む場合があるため、臭いに敏感なペットがいらっしゃる場合は、事前にご相談いただくと安心です。
- 工事中に在宅している必要はありますか?
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基本的に在宅の必要はありません。公式LINEにご登録いただくと、毎日の工事の様子をご報告しています。工事完了後のお客様検査は、あらためて日程を調整いたします。





