外壁塗装

外壁塗装は外観美だけでなく、雨水などの侵入による劣化を防ぐ重要な役割があります。しかし、外壁は常に雨風や紫外線にさらされており、その影響で劣化が進み、機能が薄れていきます。そのため、定期的な塗り替えやメンテナンスが必要です。通常、新築後は12~13年、その後は10年程度を目安に塗り替えを推奨しています。

こんな症状が現れたら塗り替えをおすすめします!

外壁の劣化は、初期段階では色あせや変色が起こります。外壁の色合いが施工時と異なってきたら、劣化が始まっているサインと言えます。一般的には、築3年ほどでこの変化が現れることが多いです。

変色は、外壁が紫外線にさらされることで、塗膜を守る樹脂が劣化し始めることで生じます。塗膜が弱くなると、内側の塗料の状態も変化していき、結果として塗装の劣化が進行してしまうのです。

チョーキングは、壁の表面にチョークのような粉が付着する現象で、一般的には築6年ほどで見られることがあります。手のひらで壁をなでてみて、白い粉が手に付いたらチョーキングが起こっている可能性があります。

この白い粉は、塗膜が劣化している証拠であり、防水機能も失われてしまうため、チョーキング現象が見られる場合は塗り替えを検討することが重要です。

チョーキング現象が生じ、防水効果が失われると、コケやカビ、サビの発生が容易になります。

コケが発生することでカビの原因になるだけでなく、湿気の影響により腐食を招くこともあります。また、カビには健康に悪影響を及ぼすものもあるため、注意が必要です。

サビは、鉄部が経年劣化やひび割れによって水の影響を受けたることによって生じます。

築7年ほど経つと、外壁にひび割れが起こり始めることがあります。このひび割れは、経年劣化や耐久性の低下によって、従来の状態を維持できなくなることで生じます。また、地震などの揺れや振動もひび割れの原因となります。

ひび割れは、0.3㎜以下の細いものをヘアークラックと呼びます。これは、塗膜の経年劣化が原因である可能性が高いです。しかし、0.3㎜以上のひび割れは建物の構造部分に起きている可能性もありますので、注意が必要です。

特に横方向のひび割れは雨水が侵入しやすく、雨漏りの原因となる可能性がありますので、注意が必要です。

築10年ほどが経過すると、ひび割れが広がり、塗料が浮いたり剥がれたりすることが始まります。塗膜が破壊されると、天候の影響を受けやすくなり、塗膜が弱まった部分から徐々に剥がれてしまいます。

広範囲にわたって塗装が剥がれてしまうと、下地にもダメージを与えてしまいます。その結果、建材の劣化が急速に進行してしまいます。ですから、塗装が剥がれる前に塗り替えを行うことが重要です。

シーリング(コーキング)は、外壁の建材のすき間を埋めるゴム状の材料で、気密性や水密性を高める効果があります。

しかし、時間が経つと硬化し、弾力性を失ってしまい、破損しやすくなります。損傷がひどくなると、雨水が染み込んで下地を損傷させ、雨漏りを引き起こす可能性があります。

塗装で修復できる部分ではないため、シーリング材の打ち替えが必要です。早めの対処が建物の保護につながります。

塗装の劣化に気づかなかった場合、再塗装のタイミングを判断する目安は?

劣化症状に早い段階で気づけた場合は、チョーキングが起こっていたら塗り替えをお勧めします。しかし、塗装の劣化に気づかなかった場合、再塗装のタイミングは前回の塗装から10年程度が目安になります。一般的な家庭で使用される塗料の耐用年数は通常、7~10年とされています。しかし、塗布された状態から一定の年月が経過すると、塗料の機能が低下し、外壁を保護する役割を果たせなくなることがあります。劣化は目に見えない部分でも進行しているため、外壁に明らかな劣化症状が現れていなくても、10年程度で塗り替えを検討することが賢明です。

塗り替えを怠たるとどうなる?

再塗装を怠ると建物の劣化が進行してしまいます。塗装のひび割れや剥がれは、雨水の浸入を許し、壁材や建材に浸透します。湿気を含んだ建材は腐食しやすく、その結果、耐久性が低下し、壁が崩壊するなどの大きな問題を引き起こす可能性があります。また、湿気を好むシロアリなどの害虫も劣化した部分から侵入します。さらに、塗装の効果が低下すると断熱性も低下し、空調の効果が損なわれ、夏は暑く冬は寒い環境になる可能性があります。